水の杜は、都会から来ると、緑が多く、環境の良い森です。しかし本来の健康な森と比べると、私たちの森はジメジメしていて後5年あるかどうかと言われ、その意味が感じられるようになってきました。そこで日々大地の地力を回復する「環境改善」をしています。人の都合に合わせるのではなく、山や森が、人にとって気持ちの良い環境での摂理に沿って働けるよう、水と風の動きを良くして行き、一年で大分改善し、心地よさが増しました。そのいくつかをご紹介いたします。
2022.8 縄文トイレを使うと、排泄物が汚いものや悪いものではなく、大地との循環の1サイクルの中に、自分がいるんだということがよくわかります。とにかく気持ち良い、臭くない、お腹の底から出切る感じ、流さなくて良い、作り方には風と大地の水の動きを読める感性が必要です。身につけたい方は各種WSにご参加ください。
↓出来上がるまで(写真はスライドさせてご覧ください)
①縄文トイレの作り方〜手順1「土地の環境を把握する」
②縄文トイレの作り方〜手順2「穴掘りの前のマウンド作り」
2022.5 池は、人がビニールシートなどを埋め込み、水を溜めて鯉などを育てる場所だと思っていましたが、昔の古民家では、水の染み出しの多い場所などには必ず掘られていたようで、
池とは、大地の水の染み込みと湧き出しを助ける大きな装置だったことを知りました。
水の杜の木々も、高木が上の方から太い枝が折れて落ちている形跡があり、このような状態の木は健康とはいえず、5年後にこの森があるかどうかの瀬戸際にあります。都会から来ると自然豊かに感じられますが、木々もジメジメして健康とはいいきれず、私たちにあまり残されている時間はないことが感知できるようになりました。
大地の回復を助けるために、池を掘りました。掘ると冷たい空気が地下から吹き上がってくるようになり、土地全体の水と風の動きが変わってきました。草達は下から噴き上げる光に喜ぶかのように少し背丈が伸びたかのように光り、蘖(ひこばえ)は、今までの速度よりもずっと早く一気に背丈を伸ばし、私たちの身長を超えました。
少しずつ底の方は湿り気が増えてきています。水が湧き出す日が来るかもしれません?
マウンド畑は、段切りをし、地下水脈とのつながりを造作し、竹炭等を使いながら、落ち葉などの有機物と土とのつながりを緩やかに回復させる作法です。
池を掘った時に出た土を、無造作に置いておくと、大地の水と風の動きに詰まりが生じますから、速やかに適切な造作をする必要があります。
マウンド畑は、段切りをし、地下水脈とのつながりを造作し、竹炭等を使いながら、落ち葉などの有機物と土とのつながりを緩やかに回復させる作法です。
大地に植えた時には全く育たなかった作物が、たった2ヶ月で、とても美味しくしっかりと育ってくれて収穫でき、びっくりしました。
落ち葉と炭と土だけなので自然栽培です。
都会のベランダ菜園よりずっと美味しくて、どこからこのおいしさが来るのか、体験中です😊
「住めば住むほど、建てれば建てるほど環境が良くなる家」があると地球守の高田宏臣さんのWSで教わって、そんな良い家があるなら建ててみよう、と思ったのがきっかけです。
7/8に、幾星霜・山本次郎さん(大工さん)ご担当の最後の環境改善WSがあります。昔の人は、家と土地を馴染ませる造作をしながら、自分達が住むことで土地が良くなるようにする知恵を持っていました。大地の改善と伝統工法と次世代の暮らし方のヒントが同時に学べる最後の機会です。万事繰り合わせてご参加ください。ご興味のある方は、Team愛してる地球(Facebook)をフォローして頂くか、公式LINE、インスタグラム等をフォローください